推しを作る|粘土5作目「シャオヘイとムゲン(羅小黒戦記)」2020年12月06日
粘土で作った5作品目について書きます。
前回の反省点、顔の練習ということで今回もアニメキャラ。
これまた当時みて面白かった映画からのチョイス。
前作はこちら
題材チョイス
羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)という作品ご存知でしょうか。
中央にいる小さい子が主人公シャオヘイ
上部左向いているのが、師匠のムゲン様
中国で作られたアニメ映画です。
Twitterで映画ファンの皆様が物凄いぞ!と話題にしており、どれどれ、と見てみたらクオリティにびっくりした。
絵柄からは想像できないくらいの本格アクション。物語、世界観が素晴らしい。
ちなみに私の感想はこちら。
映画『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』★★★★4.0点。 まわりで物凄くいい評判があがっていたのにも関わらず、ポスターに描かれたつぶらな瞳の猫ちゃんの… https://t.co/vIQ0rePK7u #Filmarks #映画
— おーもり (@dorapan_) 2020年12月20日
この作品の中の主人公シャオヘイと、その師匠ムゲン様を作ることにしました。
やっぱこの二人コンビじゃないとね。
使った材料
粘土は同じくグレイスカルピー。
前回買ったスパチュラはフル活用しました。メインで使ったのはこの3本。
それぞれ、
左:先端が尖った細かい造形用
中央:切断用と一部分を平らに作り込みなど用
右:広範囲の平坦化用
他の7本はまた違う形状だけど使い所がわからず。。しばらくはこの3本メイン。
あと表面処理の為、無水エタノールを近所の薬局で見つけたので買ってきました。
表面処理ってなんぞ?というと、粘土表面の細かい傷とか凸凹を綺麗にすること。
1)ヤスリがけして滑らかにする。
2)サーフェーサーっていう専用の液(塗料に近いか)をスプレーで吹き付けることで傷を埋める。
この辺りはプラモデルでも行われるみたい。粘土の場合は、さらに
3)表面を薬品で溶かして撫で付けツルツルにする
という事ができる。
調べてみたところ、ラッカーシンナーとかエナメルシンナーといった溶剤あたりが良いらしい。
ただ、換気とか、取り扱い方が難しそうだなと手を出すのには躊躇いが。
なにせ作業場所は普段使いの机とか、台所の換気扇の近く位しか無いから使うとしたら良く考えてやらないと危ないなって。
(実はプラモデル作った経験がほとんど無いので、溶剤とか塗料とかそのあたりの知識が無いのは大変。)
そんな中、無水エタノールも使えるとのこと。粘土の溶け具合は比較的弱いが扱いやすそうだった。
薬局に500mlボトルのものしかなかった。使い切らないだろうな多分。
制作過程
まずはお決まり胴体部分。
ふたりの大きさのバランス見極めのため、まずは2体ともベースを針金とアルミホイルで作る。
まずはシャオヘイ。
小さいので、だいたい2時間でここまで作れた。
過去作ぜんぶ立ちポーズだったので、今回は座りポーズで。
後ろはこんな感じ
うん、なんとも順調!
この調子で頭つくるぞ!さんざんこれまで上手くかなかった顔だけど、この勢いで今回は行ける!!!
・・・
・・
・
キモい・・・
写真とりながら心が折れかけた。も、もう一回本物見てみよう。
上記両画像とも引用元:羅小黒戦記公式サイト ©Beijing HMCH Anime Co.,Ltd
まずい、こんなにかわいい子を胸張って作りましたなんて、このままじゃ言えない・・・
ということで此処からクオリティアップに試行錯誤。Ver.2がこちら。
ちょっと近づいた。
髪に丸みとボリュームをもたせ、輪郭もふっくらさせた(野原しんのすけみたい)。
いや、まだ何か違和感がある。目が死んでるというか、表情が暗い。
シャオヘイってもっと天真爛漫さがいるだろう。
で、Ver.3がこちら。
ましになって良かった~~並べてみるとぜんぜん違う。
横と後ろはこんな感じ。
襟足はちょっと適当感が漂うな。しっぽは後付でワイヤーを粘土コーティングしてお尻につけています。
ちなみに肩まわりがカッチリしていたので、こちらも直して華奢にしてます。
で、表面に無水エタノールつけて筆でなでつけてシャオヘイは完成!
次はムゲン様だ
シャオヘイに力入れていしまったので、予定より大きくなってしまった。
ちょっとバランスが変だけどしょうがない。
ムゲン様が座る位置、台座のギリギリになっている。
一通り作って台座にセット。
完成品
こちらです。
ムゲン様の頭でっか。
顔が気に入らないけど一旦これで完成。#羅小黒戦記 のシャオヘイとムゲン様を作りました。粘土5作目。これで粘土使い切った。 pic.twitter.com/9l4GhePJ7Q
— おーもり (@dorapan_) 2020年12月6日
小さすぎると上手く作り込めないという悩ましさ。
今見てもちょっと不格好でもうちょっとやれただろ。シャオヘイに力入れすぎた。
別角度の写真
気がついてしまったけど、後ろ姿状態が一番良いや。
反省点
- シャオヘイは良い。ムゲン様が微妙。デフォルメキャラの方が作りやすいという気づき。
- 頭と体のバランス。2体いるときはそれぞれの大きさのバランスを設計しておかないとおかしくなる。
- 無水エタノールで表面はたしかに綺麗になるけど、期待していた程ではない。
ほんとに細かいキズ用って考えておいた方が良くて、事前に形は整えておかないとあまり効果がない。
顔の造形も、大きさのバランスもまだまだ未熟さが残るなぁ。
今作でグレイスカルピーは使い切っています。当時のまとめツイート。
最初に買ってみた粘土使い切ったのでまとめ
— おーもり (@dorapan_) 2020年12月6日
グレイスカルピー450gと造形ヘラ10本セット。後は100均の針金、ラジペン、粘土マット。
10~15cmサイズを3.5体程作れた。
本当はこれオーブンにかけると硬質化するので、削ったりで更に造り込みできる素材だけどまぁそこまではいいかな pic.twitter.com/sE26ITPC8t
次回
次キャラはまたチェンソーマンから。若干完成を急いでしまった作品。
新しい粘土使いました。
以上です。